マーフィーじゃないゴースト:エルミナージュ DS Remix で遊ぶ レベル14

LV:14:エルミナージュ1

「……ふう…死ぬかと思った」

 ゼオナダルがバルキリーの全身を駆け抜ける寸前で、時を統べる者は、乗っ取っていたバルキリーの身体から離れることに成功していた。

「いやあ、このトナフェルは戦っちゃあいけないタイプの子だわ。すぐ切れる世代ってやつだね、うん」

 怒りのトナフェルパーティ相手に、パーティの中で生き残った、戦士のりゅうひめと僧侶のげんじょう。2人は、ハニラストラを唱えるべきかどうかで揉めていた。

「早く唱えなさいよ。覚えてるんでしょ!」
「わざわざ覚えなおすのが、どれだけ面倒くさいか知ってるの? だから、筋肉バカは…えっ!?」

 揉める2人の間に、時を統べる者は割って入った。

「どうも、お取込み中すいません…って、げんじょうさん?」
「出たな、ゴースト! ディスペル、ディスペル、ディスペル!アンキモ、アンキモ、アンキモ!」

 げんじょうはさわってしまった? 仕方がないので、時を統べる者はりゅうひめの方に声をかけた。

「私たちの名前を知ってるって、あんた、ただのゴーストじゃないわね。まさか、マーフ…」
 りゅうひめは、何か勘違いしているものの、意外と話が分かるドラゴニュートらしい。

「ああ、通りすがりのゴーストさんです。あなた方の手助けをしに来ました」

 時を統べる者は、りゅうひめに対して、脱出用のワープゾーンの前まで行くように指示した。指示通りワープゾーン前まで案内したところで、時を統べる者は、止まるように指示を出した。

「はい、すとーっぷ! ここで、死体が持っている、高そうなアイテムを、りゅうひめさんと、げんじょうさんが持ってくださーい。ロストしたらもったいないので」

 時を統べる者は、フランベルジュ、真珠の指輪、鉄のブーメラン、炎の魔印、炎の魔印+1、運命のダイス、天使の小窓を、自分で持つようにと、2人に指示した。

「ちゃんとできましたね。じゃあ、私はこれで…ロストしないことを祈ってますよ~」

 時を統べる者は、2人を見送った。


 次回からは、この形態の書き方じゃなくて、元に戻すかねえ。面倒くさいし。

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