ま総研2000(まどの総合研究所ver.5.1)

みんながみんなその物事に興味があると思っちゃいけないよという精神で綴る備忘録

東京五輪エンブレムについてあーだこーだ言う回(新備忘録 #220)

   

今回は、久々に流行に乗っかるスタイル。例のA案に決まったとされる、東京五輪エンブレムの件について、あーだこーだ言うのだ。

はいはいA案、A案

あくまで一委員であるところの王さんを、政治利用するがごとく引っ張り出してきている感が、ものすごーく私は反感を持ったという個人的な感情はともかくとして、どうやら、エンブレムは、大方の冷ややかな目を持った人たちの予想通りであろうA案となったようだ。

あの4つの並びだったら、あきらかに1個だけ毛色が違う感満載で、ねえA案でいいでしょ、いいでしょってオススメしているのがバレバレだったもの。

A案ありきじゃねーかという点については、さすがに否定しているようだけど、そもそも、前のエンブレム(おでん型)が流れた発端があれなのに、それを4個のうち1個だけ、そういうのを出してきている時点で、あからさまじゃないですかと。

おでんエンブレムのゴタゴタ

前のおでんエンブレムのゴタゴタは、お披露目の際に「なんでこんな葬式っぽい色合いの暗いやつを選んだんだ」という世間の声がスタートラインであった。

専門家からすると、どうやら、 デザイン性とか拡張性だか展開性(だっけ?)を重視しているという立場のようだったので、世間との専門家との、意識の乖離というものが存在しているというのが見えた話であった。

祭りなのになんで葬式柄やねんという話と、展開性うんぬんの話とは、別の話。つまるところ、見ているものが違うんだから、どうにもならん話ではあった。

ただ、その後、世間サイドの最大の武器であるところの、真・集合知の恐怖が発動。選考の不透明さだの、身内固めだの、業界村社会だの、トートバックだの、その他色々と掘り起こされたのちに、結局、今回の選考になったわけだ。

初めて4案を見たときの感想

さて、改めて4案に絞られたときに、みなさんは、どう思われただろうか?

私の初出での感想はこんな感じだった。もちろん、私は、デザインなんて知らねえよという立場である。

  • A:他の案とは多分、根本から設計コンセプトみたいなものが違うんだろう。十中八九これを選ばせたいんだろうけれど、そもそも辛気臭いというところから騒動がはじまったんとちゃうんかと。
  • B:あまり面白くは感じないけれど、すっきりしていて無難なのが一番っていう考え方もあるよね。
  • C:風神くんと雷神くんの感じがかわいいから好きだけど、なんかサッカー感が強いのかな。
  • D:世間受けはするだろうけれど、お花ですよ、かわいいでしょ、きれいでしょ感が、私のひねくれ根性からすると一歩引いちゃうかな。

個人の感情はかわいいのが好きなのでC案。世間受けは多分B案とD案。でも、選ばれるのは明らかに他とは一線を画すA案だろうという予想であった。

もっとも、過去の記事に新エンブレム候補の感想は書いていなかったので、結果が発表されてからの後出しじゃんけんで、このエリアを書いているじゃないのかと言われても仕方ないのだけれども。

おでん路線を踏襲したかったんでしょ

そもそも、世間の葬式くせえという声から話から始まった殴り合いがあっても、なお4案の中にA案を提示してきたというのは、ちょっとしたサインなのだろうとは思う。

専門家のある種の、展開された防衛ラインというか、単に世間と寄り添う気は毛頭ございませんという表明なのかはともかく、少なくとも、おでんエンブレム路線は踏襲したかったサインは見えた。

受け止める側を納得させる工夫が足りない

ただ、決定を聞いて受け止める側からすりゃ、なんつーか、工夫が足りねえなあと思うところがある。

例えば、今回の4案は、いわば、おでん派:カラフル派=1:3の戦いであった。なので、ここでおでん派が勝っちゃうと、結局、お前ら、おでんありきじゃねーかとなってしまう。

でも、ここで、おでん派をもう1個増やして、おでん:カラフル=2:3としていたらどうだろう。そうなると、選考委員の中におでん好き派がいて意見がそこそこあるんだろうなあということが、まず、認識できる。

で、結果、真・おでん派のA案で決まっても、おでんの中から、どっちがよいかを考えて、ちゃんと決めた感が出る。そこでは、いちいち、おでん vs カラフルの対立軸で見ることは少ない。なので、納得感が増すだろう。

世間と寄り添う気がないなら、それでも別にいいっちゃあいいだけれど、それならそれで受け止める側に対して納得感を促す工夫っていうのを、ちゃんと整備しとけよと。そういうことをしないで、王さんをああいう扱い方しちゃいかんでしょうよと。

1年前の記事紹介(2015年4月23日−26日)

ノーを突きつけるためのシステムの1つを封印するコンボ(新備忘録 #88)
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