ま総研2000(まどの総合研究所ver.5.1)

みんながみんなその物事に興味があると思っちゃいけないよという精神で綴る備忘録

かつてのアニメ感想ダイジェスト 地獄少女三鼎編(過去記事福袋)

   

2008年10月からの6か月間、前身のブログで書いていた地獄少女三鼎の視聴メモについて、ダイジェスト的(一言メモ的)に淡々と書いていくのだ。もちろんネタバレ含みます。

第1話から第26話までで、なんか気になることを書いていたらそれを書き残す方式にして、元記事を軒並み処分する方針でやるのだ。

#01
二籠(第2期)にて、(中略)となったはずの閻魔あいが、今回登場のゆずきを寄り代に登場。何度も紐を解くのを止めるチャンスがありながら、止められなかった寄り代の女の子の立場というのも、なかなか興味深い。

#02
今回もヨリシロの女の子の周辺で、恨みはらさでおくべきかモードが展開中。物語内であいちゃんの仲間がつぶやいていたけれど、この町で何かが起ころうとしているのだろうか。

#03
そちらさんは変わっても、こちとらずっと恨みに思っているんだぞこの野郎というシリアスモードと、真面目にコントをぶちまけるノリのこのギャップがたまらんのである。

#04
今作は、依頼者のポジションに起こる理不尽な事ではなく、何だかよくわからん理由で恨まれてしまった人のポジションに起こる理不尽を意識的に見せている風。さらに、保健室の先生という何だか面白そうな要素も気になる。

#05
何故、地獄送りコントがない!! あいちゃんと愉快な仲間達のおしおきタイムがない地獄少女なんて、ただの後味の悪い物語集じゃないか。コノヤロー!

#06
異常なまでの沸点の低さというのは、今回の物語の根底の1つにありそう。しかし、こんな地方都市の学校で、ここまで人形の紐を引っ張る奴が多いとなると、いずれ学校も誰もいなくなる状態になりかねんよなあと思う。

#07
今期は理不尽っぽい話がずっと続いている意図はどこにあるのか。さらに深まる謎である。

#08
この回は三重野瞳さんの脚本だったのかいう話はおいておいて、地獄コントも含めて、この展開は予想できなかった。人の気持ちはわからんくせに、犬の気持ちはわかるのねというおばさんの発言は重い。

#09
特に田舎町設定だとハブられ感の比は、都会のそれどころではないんだろう。今日は地獄コントは無し。そりゃそうだ、恨まれる理由ゼロだもの。たまったもんじゃないな。

#10
しごくまともな地獄コントはさておき、別に呉服屋の営業のおっさんは、あこぎであっても買ってくれるだったら、それくらいのよいしょはするだろうにということで、まっている結末はやはり無限ループ。スパイラルな世の中ですなあ。

#11
小説を模倣した事件が起きているという話から始まって、ものすごく重いスパイラル展開。ちなみに、作家さんは地獄通信の存在を知っていた模様。

#12
結局の所、女を見る目が無かった男の悲劇である。冥土少女や実写版地獄コントという、斬新な展開はなかなか好きだ。次回は、今回の話の核心に近づいていく予感。

#13
とうとう憑代とあいちゃんが分離しました。そもそも論として、なんでまた復活したのかという謎が出てくるわけです。そして、柴田先生(保険の先生)の再登場。ある程度、地獄少女に関する事情を知っているポジションということで、今後、重要な回にはちょこちょこ出るのだろう。これって一期から15年くらい経っているという設定なのかなあ。

#14
長襦袢準備係のバアちゃんも戦線復帰したことが衝撃。地獄流しを止めようと奮闘していくゆずきに、見届けなさいと諭すあいとの関係がどうなっていくのかが見物だねえ。

#15
地獄コントと焼き芋パートだけが救い。人間の業、満載の30分。うさぎ自身も、うさぎの友人、うさぎの兄も、そして兄のサインくれよといった2人も、中に抱える黒さがもうね…

#16
連鎖なんか止められねえよ、夏。の閻魔あいサイドと、止めないとダメよのゆずきサイドのせめぎ合い。あいは、どうもゆずきを試しているフシがある。

#17
ごめんなさい。私の頭では、時間軸がどうなっているのか、わけがわかりませんでした。時間軸が、前後ウロウロされると、頭の中がパニックだわ。うーん、わからん。

#18
ハガキ職人同士の熾烈な闘いと思いきや、片方はパーソナリティーがただ好きな子、もう片方は構成作家になりたい子ということで、ちょっとベクトルが違うことから始まった悲劇。ハガキ職人さんって、噂になるのが面倒くさいから、結構、周囲にバレないでおこうとしているタイプが多いという印象があるんだけど、実際どうなんだろう。

#19
華道家の百鬼家を継ぐか、継がないかというのが、そのまま、ゆずきが地獄少女になるか、ならないかの定めのお話へとリンク。とはいえ、ゆずきが地獄少女になるということ自体、どういうことなのかというのがまだまだ見えない。

#20
本格的に柴田つぐみ(保険の先生)関連ネタが動き始めた今回。第1期のことなんて、もう記憶のかなただからなあ。一ちゃん(かつて地獄少女の謎を追った記者)は結局どうなったんだったっけ。

#21
地味にきくり(あいについている子供)が、ちくちくとゆずきに追い込みをかけていた。きくり「電話して親に相談すればいいじゃない」→ゆずき「つながらない」コンボはベタだけど、結構効く。なんだか、ゆずきが地獄少女になる方向でどんどん進んでいっている。

#22
ナッキーの二役やら自演乙の声優としての登場はさておき、ゆずきパートは、じわじわと物語が進行中。三者面談で資料紛失だとか、昔のはっきりした記憶がないだとか、電話がつながらないし来ないっていうのも、だんだんあからさまになってきた。一方、つぐみはドライでクールな対応。

#23
地獄流しをしたところで何にも変わらないのか。地獄流しをして、それなりに幸せそうに見える人たちはどうなのか。ということで、物語の核心にどんどん迫っている。地獄少女なんて知らんがなと無視を決め込もうとするゆずきのポジションも、そろそろネタバレ段階。

#24
今までの布石・伏線が回収される日。柴田先生がゆずきに諭すシーン。本当に幸せなのは、アクセスして地獄送りをした人じゃなくて地獄通信の存在があると知っている段階の人。っていう指摘には、心の底からゾクゾクした。次回は、ゆずきのヘビーな過去編。オープニング映像の、くまのぬいぐるみが効いてくることになるんかねえ。

#25
OPのボロボロのぬいぐるみの謎、その他もろもろの謎が明らかになるハードな回。閉鎖的な町なんてロクなもんじゃねえ。ただし、現状のゆずきは、恨みはらさでおくべきかモード。地獄少女は私情を挟んじゃいけないというのを守れるのか、守れないのか。私は、町の人間まるごと流される破滅展開を希望するんだけども。

#26
久々にクモおじさんの登場。今回のゆずきの行動が、1期のあいの行動と似ていることにより、貴方は私というキーワードとリンク。これまで何度かやってきていた一ちゃんの書いた本が既に地獄少女のシステムの一部になっているという話やら、現状、地獄少女の監視者となっているつぐみは、結局、ゆずきを救えなかったわけだけれども、助けを求めてきたときになんとかできたんとちゃうの? ってことで、矛盾を抱えつつも退場。面白いけれども重い6か月なのであった。

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